教授からのご挨拶

平成29年3月1日から山口大学大学院医学系研究科医学専攻小児科学講座教授および医学部附属病院小児科科長を担当しています長谷川俊史 (はせがわしゅんじ) です。当教室のホームページをご覧いただき有り難うございます。皆様に謹んでご挨拶申し上げます。

山口大学医学部小児科について

山口大学医学部附属病院は山口県南西部の宇部市にあり、山口県内唯一の三次小児医療機関であるとともに、市内には当院の他に小児患者の入院施設がありませんので、宇部市の一次および二次小児医療機関の役割も担っています。

子どもの病気は多種多彩ですので、循環器, 血液・腫瘍、神経、腎臓、新生児、代謝・内分泌、消化器、アレルギーなどの病気によってそれぞれ専門医師が担当します。山口県内の子どもたちが大人になるまで健やかに過ごせるように、診断や治療方針などについて常に議論を行い、最善の医療が提供できるよう心がけています。

患者様および保護者の方へ

私たち山口大学医学部小児科スタッフは、すべての子どもたちが健やかな生活を送ることができるよう、“自分の子どもを受診させたい医師”を理想に掲げて診療および研究に日々研鑽を積んでいます。さらには当科を中心として県内の小児科医が協力して感染症などの一般的な子どもの病気に対して治療を行うだけでなく、幅広くかつ高度で専門的な医療を提供しています。また子どもたちを病気から守るために健診、予防接種などを推進し、不慮の事故や虐待から守れるように保護者のみなさまに啓発活動も行っています。
子どもたちに関することなら何でもご相談ください。

小児科を希望される研修医および学生のみなさんへ

小児科医は “子どもの総合診療医”です。日本そして世界の将来を担う子どもたちとその家族を守る仕事で、私たちはこれほどやりがいのある仕事はないという熱い思いを胸に、信頼される医師をめざしてがんばっています。

現在当科には女性医師も多く、第一線で活躍している診療科の一つです。活躍の場は大学病院、関連病院あるいは開業医とさまざまです。結婚、出産および育児を経験して、キャリアアップしている女性医師もいます。全員が日本小児科学会専門医を取得 (あるいは取得予定) され、さらにはサブスペシャルティの専門医を取得する女性医師が多いです。各自が小児科医としてのやりがいを感じながら長きにわたって働いていただきたいと思っています。そのため当科でも育児をしながら徐々に復職できるような勤務体系を組んでおり、最終的には再び常勤医として勤務してもらえるように個々のニーズに答えながら支援しています.これは当院だけでなく、県内の関連病院にも協力してもらっています。

小児科の日常診療には出産および育児を経験した医師にしかわからないこともたくさんあります。特に育児を経験すると診察室では見えない子どもの特性、子育てする親の気持ちや苦労を体験することができ、必ずよりよい小児科医へと成長できます (女性だけでなく男性も)。

さあ、私たちといっしょに未来ある子どもたちとその家族に寄り添う仕事をしてみませんか?

最後に

山口大学医学部小児科学教室は昭和21年の開講以来、70年を越える歴史ある教室です。多くの先輩方が診療、研究および教育に研鑽をつまれて日本各地の大学、病院、研究所で活躍されています (同門の先生方の動向を参照)。私たちは先輩を見習い、高度な医療を提供でき、信頼される医師をめざしていきます。多くの国内外の施設および研究者と共同研究をしており、その連携をもとに"山口から世界へ"情報発信していきます。どうぞよろしくお願いいたします。

平成30年2月1日
長谷川 俊史